topimage

2017-06

災害時、ペットはどうなるの? - 2015.01.20 Tue

1995年1月17日阪神淡路大震災から20年。
2011年3月11日東日本大震災から4年がたつ。

近年、犬や猫の飼育頭数は2,000 万頭を超えていると言われているが、
災害時におけるペットの扱いについては、ようやく行政による対応が検
討され始めた段階である。

これまでの大規模災害の経験から、飼い主とペットが同行避難すること
が合理的であると考えられる様になってきている。しかし、同行避難のた
めには、飼い主の日頃からの心構えと備えについて具体的な検討が急
務となっている。


IMG_1314.jpg


環境省は、自治体等が地域の状況に応じた独自の対策マニュアルや
動物救護体制を検討する『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン
を作成している。

この『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』に記されていることを
いくつかとりあげてみることにする。

避難が必要な災害が発生し、飼い主がペットと同行避難することを原 則と
した場合、個々の飼い主がまず 果たすべき責任は、平常時から災害に備
えたペット用の備蓄品の確保、避難ルートの確認等の準備をしておくことは
もちろんのこと、ペットが社会の一員としての適性をもつべきであることを認
識し、同行避難す るために必要なしつけや健康管理を行うことである。また、
避難所では、ペットの世話 やフードの確保、飼育場所の管理は 原則、飼い
主の責任のもとで行うこ とになる。

ところが現実は、ペットの飼育に関する正しい知 識や飼育するペットに対する
しつけが十分でない飼い主もおり、自治体 等がペット同行避難者への受け入
れ 体制を整えていたとしても、実際には、ペットとの同行避難の実施や避難所
での適切な飼育が難しい場合がある。


IMG_1311.jpg


災害に備えたしつけと健康管理の例として次のようなことがあげられている。
《犬の場合》
● 「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
● ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
● 不必要に吠えないしつけを行う。  
● 人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならない。  
● 決められた場所で排泄ができる。  
● 狂犬病予防接種などの各種ワクチン接種を行う。  
● 犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除を行う。  
● 不妊・去勢手術を行う。

《猫の場合》
● ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように、
  日頃から慣らしておく。
● 人やほかの動物を怖がらない。  
● 決められた場所で排泄ができる。  
● 各種ワクチン接種を行う。  
● 寄生虫の予防、駆除を行う。  
● 不妊・去勢手術を行う。


IMG_1312.jpg


避難所・仮設住宅では、様々な人が集まり共同生活をするため、動物との
暮らしが苦手な方やアレルギー の方もいることを認識しなければな らない。
これまでの害害では、ペット がいることによってつらい避難生活 の中での
心の安らぎや支えとなった という声がある一方、咬傷事故や鳴 き声への
苦情、体毛や糞尿処理など衛生面でトラブルになることもある。

避難所や仮設住宅では、ペットの 飼育管理は飼い主の責任で行う。衛生的
な管理を行うとともに、飼い主 同士等で周りの人に配慮したルールを作るこ
とも必要である。また、ペットは、ストレスから体調 を崩したり、病気が発生し
やすくなるため、飼い主はペットの体調に気を 配り、不安を取り除くように努
める。


IMG_1131.jpg


東日本大震災に伴う自治体へのアンケート調査結果によると、避難所での
ペットのトラブルでは、犬の鳴き声や臭いなどの苦情が最も多 かった。その
他、「避難所で犬が放し飼いにされ、寝ている避難者の周りを動き回ってい
た」、「ペットによる子供への危害が心配」、「ノミが発 生した」など、飼い主に
よる適正な飼育が行われていないことによるトラブルが多く見られた。

また、「アレルギー体質の方がいることから、避難所内で人と同じスペースで
飼育することが難しい状況があった」など健康への影響につ いての報告があ
るほか、「他の避難者とのバランスを考慮して貰えず、 自分のペットへの過度
の要望を通そうとする避難者がいた」など、飼育マナーに関する意見も各地で
報告されている。

東日本大震災の初期、ペット用の救援物資を運ぶ車両が緊急車両として認め
られず、ガソリン不足も加わり救援物資がすぐに届かなかったという報告もある。
人間のための非常食とともにペットのためのものも備えておく必要があろう。


にほんブログ村 犬ブログ ドーベルマンへ
にほんブログ村

クリックしてもらえると励みになります


● COMMENT ●

wonwonさんこんばんは。

考えさせられますね。
確かに動物が苦手な人もいます。
お互いが考え方が違うので
100%納得しあえるのは難しいかと思いますが
お互いに半分ずつ認め合い譲り合えればと思います。

ペットかわいさのあまり
過大に要望するのもどうかと思うし(気持ちは十分過ぎるほどわかりますが)
あからさまに犬や猫を物のような発言や扱いをするのはもってのほかです。

そういうときのためにも
しつけは大事ですよね。

考えさせられる記事でした。

現実

こんにちは。
時々ブログを拝見させて頂いております

私は4年前の震災時にワンコを多頭飼いしておりました
私の場合は宮城等とはちょっと事情が違い福島での被災でしたので
何もわからぬまま翌日には非難する事となり
そのまま家に帰宅する事ができなくなってしまいました

確かにwonwonさんがおっしゃる通りワンコのしつけや日頃からの準備は
とても大事だと思います。
しかし、いざ大きな災害が襲ってきた場合正直色々な事を考える余裕はありません
私も本来ならば飼っていたワンコをみな連れて避難すべきだったのですが
翌日には自分の家に帰る事が出来ないような状況になるとは思わず
そのままワンコ達を家の中に残して来てしまいました

小さい子供が居たと言う事と主人と連絡がとれず自分一人で子供と非難しなければ
いけない状況だったので私の親族の車に親族7人で乗り込み避難しました
人間でギュウギュウの車内にさらにワンコ達を乗せて貰うのは無理だったし
だからと言ってワンコ達を連れて自分の車で避難すると言う判断も
あの当時はできませんでした
とてつもない不安の中、できるだけ親族と一緒に居た方が安心できたからなんだと思います。
それにワンコがたくさん居れば避難所にはいられないと思ったと言うのもあると思います。

今思うとあの時ああすればとかこうすればとか考えるところはたくさんありますが
実際は水も無く食事の配給もギリギリの避難生活でワンコを優先にするのは
難しい事だと思います
犬は家族、動物も命あるものだとは思っておりますが危機迫るような状況では
ペットよりも人を優先すると言うのは仕方がないのだと痛感しました

数週間後、ワンコを迎えに主人が家に戻れたのですが
過酷な環境に耐え切れず亡くなってしまっていた子もいました
無事に生きていてくれて連れてきた子達もさまざまで
つい最近まで健康に長生きして老衰を迎えた子もいましたが
数週間の水もないような環境で腎臓を悪くしてしまい
連れて来て4ヶ月程で亡くなってしまった子もいました

そういう経験をして私が思うのはいつ何があっても後悔がないよう
毎日精一杯の愛情をかけてあげるしかないと言う事です

私の判断にきっと憤りを覚える方もいらっしゃるでしょうし
私自身も後悔しても仕方なかったと無理にでも思うようにしています

人生何があるかわからないと言うのは本当ですね

(長々と失礼いたしました)

Re: らてママさん

先阪神淡路大震災から20年がたったという新聞報道を見たのが、
このことについて考えたきっかけです。当時、私は大学生でした。
被災して亡くなられた方の人数が、報道で刻々と増えていくのみて
言葉を失ったのを覚えています。

災害時といってもあのような大規模なものだと、このガイドライン
で想定されているようにはいかないと思いました。人命優先という
こともありますが、そのような状態ではペットまで配慮する余裕な
どないでしょう。

とはいえ、いろいろな事態を想定してその対応を考えておくのは、
必要なことだと思っています。

Re: マロン様

お返事が遅くなり申し訳ありません。

4年前のつらい思いをおしてまで、実際に被災された経験を伝えていただき
感謝の言葉もありません。

この環境省のガイドラインを読みながら、私も大きな災害に見舞われたら、
ペットと一緒に避難することは容易ではないという思いはありました。

仮に一緒に避難できたとしても、人命が多く失われているような災害の場合、
避難所でペットを受け入れてもらう余裕などないことが想像できます。

福島の場合は震災による直接的な被害にくわえ、それ以降も放射能による被害
に見舞われ、その苦悩は筆舌しがたいものであると思います。

マロンさんのコメントを拝見して、その一端を肌で感じとることができました。
伝えていただいた大災害の「現実」をしっかり胸に刻んでおきたいと思います。
ありがとうございました。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://joylin.blog.fc2.com/tb.php/875-43daf089
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

虐待されて人に怯えるピットが心を開くまで «  | BLOG TOP |  » 目の前のお菓子が突然消えちゃった?

プロフィール

wonwon

Author:wonwon
2010年8月にドーベルマンJOYを家族に迎えました。JOYは一人娘のAYAにとってはまさに弟のような存在です。JOYと一緒に暮らすことで、家族みんなが楽しく豊かな生活を送ることができると信じています。ブログを通じて、一人でも多くの人と喜びを分かち合いたいと思います。

アクセスカウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

日常 (182)
散歩 (161)
ドッグラン (95)
しつけ (54)
意見 (103)
犬のご飯 (42)
健康 (65)
知識 (50)
その他 (114)
イベント (13)
オフ会 (12)
事件 (5)
旅行 (21)
本 (14)
犬にまつわること (5)
AYA (129)
AYAが書いたブログ (7)
AYAの活動 (43)
AYAの学習 (12)
AYAの中学校生活 (5)
自転車 (1)
行動観察 (57)
未分類 (39)
人間の食事 (8)
妻のこと (12)
母のこと (7)
観察 (2)
手作り (1)
散歩会 (5)
医療費 (1)
ゴールデンウィーク (2)
犬用具 (1)
犬のグッツ (2)
面白い動画 (3)
AYAの言葉 (4)
心の景色 (28)
特別な日 (10)
モモとの生活 (7)
気付いたこと (3)
病気 (2)
別れ (4)
犬と一緒の食事 (1)
お酒 (4)
公園 (7)
AYAの思い (3)
犬種特性 (1)
洋服 (1)
ある日の休日 (0)
休日のある日 (2)
お友だち (5)
里親活動 (5)
ペットショップ (1)
桜 (3)
夢 (1)
歌 (2)
ペットロス (1)
季節のこと (1)
AYAのこと (5)
怪我 (1)
ニュース記事より (1)
タイヤ交換 (1)
他の犬のこと (0)
ホワイトボクサー (1)
保護活動 (1)
将棋のこと (3)
メッセージ (1)
遊び (1)
ドーベルマンについて (1)
たわいのないこと (3)
新年の目標 (1)
動画 (0)
インスタ体験 (1)

検索フォーム

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア