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2017-08

福岡でおきた咬傷事件について - 2014.02.11 Tue

数日前に福岡県でおきた犬の咬傷事件について考えてみたい。

大型犬を飼っている人なら誰でもこの記事に目を留めたに違いない。

同じ大型犬を飼う身として、このようなことをおこさない為にも、事件

の概要や背景を検証してみることにする。

 

8日午後3時ごろ、福岡県朝倉市田中の筑後川河川敷で、同県久留米市田主丸町の

無職女性(64)と孫の小学2年の女児(8)、男児(5)が犬に相次いでかまれ、病院に

搬送された。朝倉署によると、女児と男児は顔などをかまれており、そのまま入院した。

孫を助けようとした女性も足などに軽傷を負った。いずれも命に別条はないという。

 

署によると、犬はバーニーズ・マウンテンドッグという大型山岳犬で体長約1・2メートル。

飼い主の同県うきは市吉井町の男性(57)と娘(21)が、首ひもを外した状態の同じ品種

の3匹を河川敷で運動させていたところ、1匹が近くの土手で遊んでいた女児らに襲いか

かり、女児の顔などをかんだ後、男児の顔と両太もも、女性の太ももなどをかんだという。

犬は駆け付けた救急隊員らが取り押さえた際に死んだという。

 

飼い主の男性は取材に対し、「いつも河川敷で首ひもを外して運動させ、人が来たらひも

を付けるようにしていた」と説明。犬については「これまで人をかんだことはない。普段は

穏やかだが興奮すると手に負えないこともある」と話した。

 

署は飼い主2人から任意で事情を聴き、過失傷害や県動物愛護条例違反の疑いも視野

に調べている。(西日本新聞より転載)

 

下の写真は事件が起きた河川敷。

 

 

このような痛ましい事件が起こった経緯について、想像を交えて考えてみたい。

 

幼い二人の子どもが、突然自分に向かって大きな犬が走ってくるのをみた時は、

かなりの恐怖を感じたにちがいない。この年齢の子どもは、大型犬と目の高さが

等しくなるため、その恐怖は大人の何倍にも及ぶはずだ。

 

「キャー!」という高い声を出しながら逃げていく二人をみて、犬の興奮状態は

より高まっていったのではないだろうか。最初は、楽しく遊んでいる子どもの声

を聞いて単なる好奇心から近づいてきただけかもしれない。それが逃げ惑う子

どもを目の前にして、攻撃姿勢に転じたのではないだろうか。子どもの甲高い声

は獲物となる動物の声を連想させ、犬の狩猟本能を刺激したのかもしれない。

 

以前、このブログで反町隆史のドーベルマンがおこした咬傷事件を扱ったこと

があるが、そのときも被害者は幼い子ども(4歳)だった。子どもの咬傷事故に

関する統計を見たわけではないが、かなりの数になるのではないだろうか。

 

二人の子どもの祖母(64歳)は、目の前で孫たちが犬に襲われるのをみて、

必死で抵抗したに違いない。自らも犬に噛まれながら、身を挺して孫を守ろ

うと奮闘した姿が目に浮かぶ。一人ならともかく、同時に二人を守るとなると、

どのように対応してよいのか見当もつかない。体重40~44kg、体高58~70cm

にもなる興奮状態のバーニーズ・マウンテンドッグを完全に制することは、プロ

レスラーでも至難の業であろう。

 

 

 

一方、この飼い主は、この事件をどのように捉えているのだろうか。

飼い主(57歳)は、バーニーズを3頭飼っていることから推察すると、犬に対

する知識や経験があり、犬の飼育につてはある程度、自信をもっていたに

違いない。それがノーリードでも大丈夫という判断につながったのではない

だろうか。

 

ノーリードの状態で3頭すべての動きを監視することは、決して容易ではない

はずだ。しかも、何かあった場合、それに即座に対応することは不可能に近

い。今まで、人に危害を加えるような事態がなかったから、深くそれについて

考えることはなかったのかもしれない。

 

しかし、このような惨事になるかもしれない、細かな兆候はどこかに潜んでい

たはずだ。「これまで人をかんだことはない。普段は穏やかだが興奮すると

に負えないこともある」という飼い主の言葉は、その可能性を示唆している。

 

土手の上で遊んでいる子どもに向かって、この犬が走り出した時、飼い主は

どのように対応したのであろうか。私も河川敷でJOYを散歩させることがある

が、土手の上を歩く人は死角になりやすく気付きにくい。凄惨な事件がおきて

いることを飼い主は、当初は分かっていなかった可能性もある。仮に気付いて

いても、その場に到着するのにかなりの時間を要したのではないだろうか。

 

私は新聞に「犬は駆け付けた救急隊員らが取り押さえた際に死んだ」と書かれて

あるのがどうしても解せなかった。自分の犬が不祥事を起こした場合、真っ先に

駆けつけて対応するのが飼い主の義務であり愛情でもあるからだ。

 

バーニーズ・マウンテンドッグは、ドーベルマンと違って世間では大人しくて可愛い

というイメージで受けとめられている。逆にそのことが、飼い主の慢心を生み事件

の遠因になったのかもしれない。

 

 

 

 

ウィキペディアにはバーニーズ・マウンテンドッグについてこんな記述がある。

温和で優しく従順。攻撃性は無い(飼い主以外には襲い掛かる事がある。

屋外では必ずリードを付ける事

 

また、ワールドドッグ図鑑には次のような記述がある。


首都ベルン市では織物業者の荷車を曵く犬として知られたが、多くの使役犬の衰退

の例にもれず、自動車や輸送機関の発達に伴い、第一次大戦後には雑種化し、絶

滅寸前であった。熱心なブリーダーによってこの犬種の正統な個体の探索が始まり、

国内に残っていた数頭の犬から復元されたのが現在のバーニーズ・マウンテンドッグ

である。この例のように限られた種(たね)犬から復元された犬種では、骨格、関節な

どに先天的な障害を生ずるケースがあり、系統によっては攻撃的な性格を現す個体

が出現する事もある。将来に向け、高度な遺伝学的見識に基づく系統繁殖を続ける

事が望まれる犬種である。



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AUTHOR: キャス EMAIL: URL: http://ameblo.jp/achasann/ IP: 182.249.245.36 DATE: 02/12/2014 19:33:10 やばいっすね〜 僕なんて慢心のかたまりです^_^ 救急隊員が取り押さえた時に死んだ とありますが、救急隊員が殺したということですか? そこらへんが解せないです。 本件は100%飼主が悪いのでしょう。 でも僕ならキャスが怪我をさせたら金員で責任はとります(保険適用)が、殺した救急隊員は許しません。

● COMMENT ●

勘姫ママさん
JOYを家族に迎えてから、犬の咬傷事件に関する記事を目にするたび、どのような状況で発生したのか検証するようにしています。
事件を起こした飼い主の油断や慢心が、自分にもあるかもしれないと思うからです。今まで問題を起こしてなくても、犬である以上、リスクはつきものですよね。
逆説的な言い方ですが、私はこの事件記事を読んで、ドーベルマンの飼い主で良かったと思いました。ドベなら回りも自分も咬傷事件を引き起こすリスクについて、否応なく常に自覚させられますから。

多頭飼いだと確かに全て、目が行き届いてるかと聞かれたら、私もなんとも言えません。←ごめんなさい。慢心ですね。。
なので、ノーリードにする時は、夜中だったり朝方だったり、私1人ではなく相棒がいる時だったりと、最新の注意を払っていますが、それでも万が一があることを、頭にいれとかなくてはいけないと、この事件をNEWSで読んで思いました。
私は一人の時4頭をランでノーリードにしますが、それもやっぱり慢心と言えば、そうですよね。
目が届かない時は確かにありますし。。。
私自身も、なんとも考えさせられる、嫌な事件です。

4ハスmamさん
咬傷事件は、かけがいのない大切な犬を一瞬にして凶悪犯にしてしまい、その飼い主は世間から糾弾され血祭りにされます。
こんな地獄に陥らないためにも、日頃から襟を正しておこうと思いブログを書きました。あくまで自戒のつもりです。
本当に嫌な事件です。


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2010年8月にドーベルマンJOYを家族に迎えました。JOYは一人娘のAYAにとってはまさに弟のような存在です。JOYと一緒に暮らすことで、家族みんなが楽しく豊かな生活を送ることができると信じています。ブログを通じて、一人でも多くの人と喜びを分かち合いたいと思います。インスタグラムdoberman_joyもやっていますのでよろしくお願いします。

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