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2017-08

誰が放射能から国民を守ってくれるのか? - 2011.03.22 Tue

 福島第一原発の事故を機に、日本の原子力発電そのものに対し、誰が責任を負っているのかという疑問が生じてくる。今回の事故も、一歩間違えればチェルノブイリのように何十万人もの放射線被曝者が出ていてもおかしくないものであった。

いったい原子力発電の安全性を、誰がどのような方法で管理しているのだろうか。今回の事故の対応を見ていても、政府側の対応と東京電力側の対応がバラバラで、一元的に管理されているようには思えないのは私だけだろうか。

皮肉にも、外国メディアはこの点について敏感に感じ取っているようである。

 

 

自己犠牲50人「最後の防御」米メディアが原発作業員を絶賛  316()1917分配信

【ニューヨーク=松尾理也】米メディアのあいだで、相次ぐ爆発と深刻な放射性物質(放射能)漏れに苦しむ福島第1原発に残って作業を続けている50人の作業員への注目が急激に高まっている。16日付米紙ニューヨーク・タイムズは「最後の防御」と題して50人を特集したが、驚くべき自己犠牲の精神に対する称賛の裏側には、この国家的危機に際しても他の電力会社や国際社会の総力を結集できずに手厚い作業体制を敷くことができない日本の対応への疑問やいらだちも透けてみえる。
 「日本を核の大惨事から救う最後の頼みの綱」。ニューヨーク・タイムズは50人をこう表現した上で、「彼らは迷宮のように機器が入り組み、停電で真っ暗になった施設内を、懐中電灯だけを頼りに、防護服とマスクに身を包んではいずり回り、海水注入などの作業にあたっている」と、その献身ぶりを伝えた。     

             (中略)

だが、「50人」の自己犠牲に限界があるのは明らかだ。同紙は、東電は「新たな志願を要請しているかもしれない」との推測を述べることで、退職した技術者や、ほかの国内電力会社からの人員招集による“決死隊”の結成を暗に促した。 米CBSテレビは「死をも恐れぬ50人」と勇気をたたえつつも、「作業が長引けば、現在の50人に代わってリスクに向き合う覚悟を持った次のチームを見つけるのはきわめて難しくなる」と指摘している

 

 

東京電力の職員の奮闘を讃える反面、このような何十万人の生命に係わる危機管理を民間企業の一社員に託してよいものだろうかという問題意識である。別の記事では、日本の危機管理体制について、次のように疑問を呈している。

問題がここまで深刻な状況に至っているのに、危機管理を「一民間企業がやっている」ことへの不信があります。アメリカだったら、とっくに州兵組織なり国土保安省か、恐らくここまで厳しい状況なら軍の管理下で全てが一本化されているだろう、それ以前に大統領が陣頭指揮を取るのではないか、そんな感覚です。 

                  (中略)

 一言で言えば、どうして日本は首相に指揮命令系統を一本化しないのだろう? 首相の決断の元で、軍人(自衛隊員)が率先して危険な作業を遂行するシステムになっていないのはどうしてなのだろう? というモヤモヤした感覚があるわけです。その背景には、多くのアメリカ人が日本の歴史的経緯を知らないという事実があるのですが、とにかく不信感なるものの背後にあるのはそうした感情です。
 

 

たしかに、原子炉への放水作業をめぐって、自衛隊や機動隊に対して、懸命の努力にもかかわらず、冷ややかな視線が注がれていたのも事実である。作業が、後手・後手に回っているような印象で、もたついているようなイメージを持っている人も多かったと思う。

 

 

☆機動隊 放水届かず作業を中止 3月17日 20時38分


震災で建物が大きな被害を受けた福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、警視庁の機動隊は、高圧放水車を使って17日夜、地上からの放水を行いましたが、現場の放射線量が高く危険だったため、建物に十分近づくことができず放水したものの、目標に届きませんでした。警視庁は17日の作業を中止することを決めました。

          (中略)
3号機に対しては警視庁の第1機動隊も、「高圧放水車」による地上からの放水作業を行う準備を進め、17日夜になって放水を行いましたが、現場の放射線量が高く危険だったため、建物に十分近づくことができず放水を行ったものの目標に届きませんでした。このため機動隊では、放水作業を中断して安全な場所に退避し、警視庁は17日の作業を中止することを決めました。警視庁は、18日以降も作業を行うかどうか検討を進めています。

 

 

このような報道からは、命がけで国民を守ろうと必死になっている自衛隊や機動隊の意気込みは伝わってこない。先のアメリカ人記者の「軍人(自衛隊員)が率先して危険な作業を遂行するシステムになっていない」という指摘もこのような場面が、認識の土台となっているのかもしれない。
 
さらに、今日の記事では東京都の石原知事と菅首相のやりとりが載っていたが、これも危機管理における、国と地方自治体の責任の所在や連携のあり方といった点において、問題が山積していることを示している。

 

 

東京都の石原慎太郎知事は21日、菅直人首相と官邸で会談し、東京電力福島第1原発での放水に関し「東京消防庁の隊員が長時間連続の放水を強制され『実施しなければ処分する』と言われた」と「暴言」に抗議した。

 

石原氏によると、首相は「陳謝する。大変申し訳ない」と述べた。会談後、石原氏は記者団に「隊員は命懸けで取り組んでいる。『処分』などと言ってはいけない」と強調。処分すると発言した人物については「知らない」としたが、都政関係者によると、海江田万里経済産業相だったという。海江田氏は、首相を本部長とする政府と東電の「福島原発事故対策統合連絡本部」で副本部長を務めている。石原氏は、連続放水の結果、機材が故障したことも明らかにした。

 

 日本の危機管理体制は、大丈夫なのだろうか?

 

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AUTHOR: チョコちゃんのママ EMAIL: URL: http://sora.gigasrv.jp/ IP: 61.44.230.18 DATE: 03/24/2011 18:01:28 原発マップみたら怖いですよね。 日本中原発だらけだから(涙) 危機管理なんか無いと思います。 ウラン売りつけられてるだけだと思う~~ 核がないのに被爆する国。

● COMMENT ●

こんにちは!!!
皆さんお元気ですか?大丈夫ですか?
原発は普通のときは何も思わないのにこんな災害が起こると怖いですね。
JOY家と同じ県のアジ友も原発の事言ってました。
「どうにかしてくれ」と・・・
改めて原発の数を確認するとビックリするほどあります(涙)
こちらもあまり離れていない玄海原発があるので心配になります。
スーパーなどからミネラルウォーターが姿を消しました。

ブレイドママさん
コメントに気づかず、レス遅くなってすみません。
私も、ミネラルウォーターは目にすることがありません。
私の住む地域では、水道水から放射能物資が乳幼児の基準
を上回って検出され、小さいお子さんをもつ家庭ではとて
も苦労されていると思います。
我が家では、関西に住む親戚が援助してくれたおかげで
なんとかAYAに影響しないようにすることができました。
それよりブレイドママさん、お怪我したそうでそちらの方
が心配です。場所が場所だけに、完全に回復されるまで、
どうかご無理をなされないようにしてください。


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2010年8月にドーベルマンJOYを家族に迎えました。JOYは一人娘のAYAにとってはまさに弟のような存在です。JOYと一緒に暮らすことで、家族みんなが楽しく豊かな生活を送ることができると信じています。ブログを通じて、一人でも多くの人と喜びを分かち合いたいと思います。インスタグラムdoberman_joyもやっていますのでよろしくお願いします。

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