ドッグレースとグレイハウンド - 2016.10.23 Sun
オーストラリアのニューサウスウェールズ州では、来年からドッグレースが禁止されるという。日本ではあまり知られていないが、ドッグレースは動物虐待であるとして批判されている。華やかなドッグレースの裏では、おびただしい数の命が奪われているのだ。
レースに使うグレーハウンド犬が過去12年間に、全体の半数に当たる6万8000頭も殺処分されたことが調査で判明。レースに勝てない足の遅い犬が処分されたという。
また、レースでは模型のウサギを追いかけるが、訓練時には、法律で禁じられた生きたウサギや子豚が使われたケースも多かった。
豪州ではドッグレースの人気が高い。しかし、ベアード州首相は、本場の米国でも禁止する州が増えており、「合法化されているのは世界で8カ国だけだ」と指摘した。キャンベラを含む首都特別地域政府も追随して禁止する方針を決めた。(2016/07/07-17:37)
アメリカでもドッグレースは以前のような活気を失っている。ドッグレースは43州で違法とされ、現在はレース場はフロリダ州などにしか残されていない。レースに使われる犬への虐待を批判する声が増えており、グレイハウンドの保護活動をしている人たちが紹介されている。
すべてのグレイハウンドが、幸せな一生を送ることができるように祈ってやまない。
レース場ではなく平原を走る姿が、グレイハウンドには似合っている。
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