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2017-10

シーザー・ミランの本 - 2017.08.21 Mon

『シーザー・ミランの犬と幸せに暮らす方法55』を読んだ。シーザー・ミランの本を読んだのは『あなたの犬は幸せですか』に続いて2冊目だ。以前、シーザー・ミランのテレビ番組をよく見ていた時期があり、彼からは非常に多くのことを学んだ。



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そんなこともあって、今回読んだ本の内容はとくに新しい発見はなかったが、今までミランから学んだことを改めて整理することができ意味深いものであった。改めてJOYと私の関係を見直すきっかけとなった。



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ミランは「バランスの取れた犬になるための原理」として9つの項目を挙げている。

1)自分のエネルギーを意識する

2)この瞬間を生きる

3)犬はうそをつかない

4)自然に逆らわない

5)犬の本能を尊重する

6)大切なのは鼻、目、耳の順序

7)パック内の立ち位置を認めてやる

8)穏やかで従順な犬は飼い主がつくる

9)パック・リーダーは自分だ



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例えば、8)穏やかで従順な犬は飼い主がつくる、については次のような記述がある。


犬が持つべき穏やかで従順なエネルギーの源は、ほかならぬ飼い主にある。飼い主が不安だったり、神経質だったり、怒りや不安を抱えていたら、ネガティブなエネルギーがそのまま犬に写ってしまう。飼い主がその場しのぎでルールを変えたりすれば、犬は飼い主を試すような行動をするだろう。反対に、常に穏やかで毅然としたエネルギーを放ち、教え方やルールにブレがなければ、犬は飼い主を信頼し、指示されたことを忠実に守る。



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またパック・リーダーになるための実用テクニックとして、次の5つが挙げてられている。


1)穏やかで毅然としたエネルギーを放つ

2)運動・しつけ・愛情の順序を守ること

3)ルール・境界・制限を設定して実行する

4)散歩を極める

5)犬のボディランゲージを読み取る


ミラン特有の表現方法なので初めての人には分かりずらいかもしれない。しかしどれもミランがテレビ番組でもよく口にしていることなので、彼を知る人からすればよく分かるものだ。



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ミランは学者ではなく実践の人なので、「飼い主のエネルギー」とか「パックリーダー」などの考え方は、周りからよく批判されるところである。それらの批判は承知しているが、ミランは数多くの犬をリハビリしている実績があり、私は彼の主張には説得力があると思っている。



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実際にシーザー・ミランに会って、アドバイスを受けられたらどんなに嬉しいだろう。



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「狼が語る」を読む - 2015.08.25 Tue

久々に犬に関する面白い本を読んだ。正確に言えば、犬ではなくて狼ではあるが。その内容は、北極圏における狼の生態を、綴ったものである。この本が面白いと感じられるのは、作者の動物学者としての鋭い考察に加え、ユーモラスなタッチで描かれている点にある。

狼が野ネズミをだけで栄養を十分にとれるか、著者が自ら食べることで検証しようとする場面には驚かされた。また、狼とハスキー犬との恋を描いた描写には、狼が持っている純真な心に胸を打たれた。それ以外に、狼についてエスキモーが知っている知識の豊富さは目をみはるものがあった。

犬の原点を知りたい人は、この本を読んでみることをお勧めする。


狼が語る


著者のあとがきより。

オオカミの運命は、実際のオオカミのあり方によってではなく、われわれが故意に、しかも誤って押しつけたイメージ、残忍さの権化として神話化された無慈悲は殺し屋という、現実には私たち自身の反転された自画像以上のものではないイメージのせいで追いこまれてきた。私たちは、贖罪の山羊ならぬ贖罪のオオカミを作り出してきたのだ。


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狼の性 犬の性 人の性 - 2015.05.25 Mon

 狼と犬、そして人のセクシャリティーには、いくつかの共通点がある。狼は二歳になると性的に成熟するが、群れの中で優位な狼が、その年齢では繁殖させないようにするという。成獣になっても子どもを産まない個体は、食物の調達や子どもの世話をして群れに貢献するのだ。人間の社会でも、子供を作る能力が十分にある十代の若者については、成人となり社会に貢献するメンバーになるまでは、繁殖に関してこれと似た社会的なコントロールが働いている。


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 家畜化により犬の生殖能力は飛躍的に高まった。メスの狼は、メスの犬の半数しか子どもを産まない。メスの狼には年に1回の発情期しかないが、メスの犬には2回ある。オスの犬には、オスの狼の最高12倍もの受精能力がある。オスの狼にはわずか4~8週間の繁殖期間しかないが、家畜化された犬は、性的にも早熟だ。犬が6~9か月で性的成熟を迎えるのに対し、狼は性的成熟に2~3年遅れる。さらに、犬は交尾の相手を選ばないが、狼は選り好みが激しいという。


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 動物行動学者や人類学者のなかには、人の場合、生殖を伴わない社会的、情緒的、精神的な結びつきの維持には性行動が不可欠な要素だと考える人がいる。一方、狼の場合は繁殖期の2か月を除き性行動を伴わないで一年を暮している。年間を通じて性をめぐる対立や欲求による対立を最小限に抑え、メンバー間の協力関係を維持ししているのである。


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 私たち人間の進化のなかで、生殖のもたらす結果と、性に対する身体的、情緒的、社会的な必要性およびそこから得られる恩恵とが切り離されていたら、人口過剰に悩まされることはなかったであろう。狼は交尾をしないでも彼らなりの方法でお互い慈しみ暮らしていくことができる。わたしたち自身の福祉のためにも、健全な地球を保つためにも、少なくとも人間のセクシャリティーや途方もない繁殖力をもっと強く制御しようというなら、狼を見習うべきである。

マイケル・W・フォックス著『オオカミの魂』白陽社より抜粋

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奇跡の犬マクナイト - 2015.02.22 Sun

ドーベルマンのマクナイトは、かつて警備犬を目指して訓練を受けていたが、
審査にパスできず、民間人の飼い主のもとで新たな生活を始める。ところが、
その飼い主の会社が倒産し、マクナイトはモウテルに置き去りにされる。

ドーベルマンは見栄えが良いという理由で、モウテルの看板犬として飼われる
ことになるが、食事は残飯を与えられ、散歩はなく一日中鎖でつながれた状態
で放置されていた。

元警視庁公安部特別装備部隊隊員で、犬の訓練にあたっていた奥野が、初め
て目にしたマクナイトは、痩せこけ毛並みもボロボロの哀れな姿だった。体を調
べてみると、あちこちに傷があり、人による虐待が疑われた。

奥野はマクナイトをモウテルの飼い主から譲り受け、自分で育てることを決意す
る。しかし、人間に対して頑なに心を閉ざしているマクナイトの信頼を得ることは
容易なことではなかった。

奥野はまず、泥と自分の糞で汚れたマクナイトの全身を洗うことから始めたが、
当然のごとくマクナイトは暴れ出し、奥野は手を咬まれてしまう。散歩に連れだ
そうとしても、全くいうことを聞かない。

奥野は獣医に人との信頼を失ったマクナイトにどう接していけばよいのか尋ね
ると「そばにいてやることです」と一言。「それだけですか」と重ねて尋ねると、こ
んな答えが返ってきた。

「それしかありません。こまめに世話をし、そばにいてやる。話しかける。毎日必
ず、彼のそばにいてやる時間を作ることです。そのうち、あなたのいる風景が、
マクナイト君には当たり前の日常なのだと思うようになります。」


実はこれ、沢木冬吾著『約束の森』(角川文庫)の一場面です。これから奥野が
マクナイトからどのようにして信頼を獲得していくのか気になりませんか?


奇跡のドベ


「マクナイトが警備犬になれなかったのはなぜか?」「マクナイトの体にできていた
無数の傷跡はどうしてできたのか?」といった謎が次々解き明かされていきます。
そして最後に、ドーベルマンのマクナイトは『奇跡の犬』であることが分かります。


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JOYも一つだけマクナイトと共通する特徴があります。
それはマクナイトが警備犬として不適当と判断された適性です。


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ドーベルマンのしっぽ - 2014.08.09 Sat

最近、犬に関するのエッセイを書いているカレル・チャペックという作家を知った。
カレル・チャペックは、第二次世界大戦ごろまで活躍していたチェコスロバキアの
国民的作家だという。

彼の著作の中から、『子犬の生活ダーシェニカ』(小野田若菜訳、ブロンズ新社)
を何となく手にとって見ると、その冒頭にある次のような言葉が目に入った。


       こどもたちのために
    カレル・チャペックが文を書き
        さし絵をつけ
        写真を撮り
  この子犬から 人生を学びました



とっても温かい感じがするこの本に思わず興味をもち、読んでみる
ことにした。すると、ドーベルマンのお話という一節があり、こんな
愉快な物語が記されていた。



あるところに、ドーベルマンが1匹住んでいました。名前も、
アストルとかフェリクスとかとにかくそんなまぬけな名前だった。

で、このアストルだかフェリクスだかは、とてつもないおばかさん
だったから、自分のしっぽを追い回す以外に遊び方も知らない。

「こら、待て」とドーベルマンはしっぽを相手にうなる。
「やだよ」としっぽ。
「待ちやがれ、待たないと怒るぞ!」とドーベルマンがほえる。

「ちょっとだけかじらせろよ」
「やだよ」としっぽ。
「待ちやがれ、待たないと怒るぞ!」とドーベルマンがほえる。
「やだってば!」とドーベルマンのしっぽが笑う。

「待たないなら」とドーベルマンが脅す。「食っちまうぞ!」
「食えるものなら食ってみろよ!」としっぽが挑発する。

ここで、ドーベルマンは完全に頭に血がのぼtってしまった。
しっぽめがけてとびかかり、本当に食いついたんだよ。

人間が走ってきて、ほうきでヤツをおさめなかったら、
きっと自分のしっぽを1本丸まる食べちゃっていたかもしれない。

それ以来、ドーベルマンのしっぽは、お尻からすぐのところで
切りおとすようになったんだ。

ドーベルマンが自分のしっぽを食べてしまわないようにね。



ドーベルマンというと、恐い犬というイメージで捉えられることが多いが、このお話
ではちょっとまぬけな面白い奴として語られていて、とても新鮮な感じがした。

ドーベルマンが作られたのはちょうどこの時期にあたり、当時はまだドーベルマン
のイメージが固定化されていなかったのかもしれない。

私が驚いたのは、このカレル・チャペックはこんなのどかな小説を書いている一方、
『山椒魚戦争』や『母』ではアドルフ・ヒトラーとナチズムを痛烈に批判していたため、
当時は『チェコ第二の敵』として危険視されていたことだ。

いずれにしろ、ドーベルマンをこんなに優しいタッチで描いてくれたカレル・チャペック
に感謝したい。



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プロフィール

wonwon

Author:wonwon
2010年8月にドーベルマンJOYを家族に迎えました。JOYは一人娘のAYAにとってはまさに弟のような存在です。JOYと一緒に暮らすことで、家族みんなが楽しく豊かな生活を送ることができると信じています。ブログを通じて、一人でも多くの人と喜びを分かち合いたいと思います。インスタグラムdoberman_joyもやっていますのでよろしくお願いします。

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